【超不定期連載】ネット上の言論はどうあるべきなのか?その1 「行動するから正しい?」 | C.I.L.

【超不定期連載】ネット上の言論はどうあるべきなのか?その1 「行動するから正しい?」

自称行政書士ことクロダイによる、批判ブログに対する言論封殺行為をキッカケにして、この辺で 「ネット上の言論はどうあるべきか?」 というのをマジメに考えておく必要があるんじゃないかと思った。

とりあえず今回は導入ということで、瀬戸ら一派(新風含む) や、行動だの運動だのを大義名分にする連中の問題点を指摘するだけに止めようと思う。

ヒマがあれば黙々と続きを書くので、期待せず待ってもらえると吉。



~~~以下本文~~~



今さら言うまでもないが、維新政党新風の副代表・瀬戸弘幸だのその一派だのという輩は、これまでネットを有効活用して支持者を集めて来たという背景がある。

しかし彼らが "新風" という組織の看板を背負ってしゃしゃり出て来る前から、ネット上には多種多様な論客が揃っていて、真っ当な主義主張だけでなく、眉唾物の陰謀論などもアチコチで囁かれており、日々ああだこうだと一生懸命ツバを飛ばし合っていた。(私自身が観客だったからその時代のことはよく知っている)

そういう先人の築き上げた(?) 土台の上に "我が物顔で" 乗っかって来たのが、瀬戸だの新風連だのという連中なのだが、ここ何年かの間にコイツらがバカな真似ばかりしてくれたお陰で 「ネットで政治・思想を語るヤツは痛い、もしくはデムパ」 という認識が決定的になってしまったように思う。(この辺はヤツらの他人の運動を乗っ取ってグダグダにしてしまう手法と同じ)

こう言うと 「暴走したのは瀬戸一派だけで新風や新風連とは無関係だ!」 と反論する人間もいるだろうが、であれば私などがグチグチ言う前に、まずは新風とその支持者達が自浄作用を見せるべきだった。

それが出来なかった、そして今も出来ていないのだから、諦めて連帯責任を負って欲しい。瀬戸は新風の副代表を名乗り続けているのだから、瀬戸の罪は新風の罪である。



しかしフォローするわけではないが、瀬戸・西村らが上手かったのは、ネットで主張するだけでなく、街宣という "普通の人間じゃやろうとも思わない行為" を見せることで、無知な引き篭もり体質の人間に凄いと思い込ませることに成功した点にある。

「アノひとたちは行動・運動しているからスゴイ~」
「アノひとたちはリアル(現実社会) で動いてるからスゴイ~」
「アノひとたちの言ってることはきっと真実だ~」


これだけ情報過多が叫ばれる世の中なのに、それでも不思議と無知な連中(いわゆる情報弱者) が多く、そういう人間は情報を得るためのそもそもの方法や、得た情報に対する自分の立ち位置の決め方などをまるで知らない。これは冗談でも悪口でもなく、本気で "調べる=Googleか2ちゃん" だと思い込んでいる。

言い方を変えると、自ら動いて情報を得るだとか、その情報の信憑性を確かめるという行動を取ろうとしない(=取れない=方法を知らない) のだ。

あくまで自分は赤ん坊のように 「アレくれ!コレくれ!zipでキボン!」 とPCモニターの前でワンワンわめくだけで、誰かが 「おーよちよち」 とあやしてくれるのを、もしくは "自分が望む物を提供してくれるママ" が現れてくれるのを待つだけなのである。

そんな有り様だから、上に挙げた 「行動・運動してるから!」 だのというのが一昔前のサヨク連中の決め台詞だったという事実すら知らない。そして 「右寄りだから!」 という笑えもしない理由で "行動する" 瀬戸らを妄信する。

哀れというか、滑稽というか、あまりの無知さが災いして、気付けば 「サヨwww」 と罵っている連中の歩んで来た道を、そっくりそのまま後追いで、そして 「自分達こそが先鋭である!」 と壮絶な勘違いをしたままで、エッホエッホと突き進んでしまうのだ。

瀬戸らの言う 「行動=街宣・抗議」 という妙なロジックを前提にするならば、「行動する!」 というのは何もしないよりはマシになる可能性を持ってはいるものの、残念ながら現状では行動する正しさを証明できている人間(および集団) がいない。

行動や運動の前にまずは正しい情報と、万人が納得する大義名分と、そしてなるべくクリーンな活動資金を準備することが必要なのだが、それらを揃えるためにはそれなりの努力と実力が必要になる。

だがそうした要素を揃えられない人間は、必ずどこかで手を抜く。だったら行動に移すこと自体をひとまず諦めればいいじゃないかと思うのだが、そういう輩はなぜか "行動・運動することだけ" を絶対条件としてしまい、それ以外の要素を恥も外聞もなく歪めて行くのだ。

従って正しい情報を得る力のない奴は、適当にアングラ(主にネット) で拾って来た安直な陰謀論を振りかざして自分勝手に敵を生み出し、楽をして被害者(または正義の人) というポジションを得ようとする。

大義名分についても、上記のように陰謀論にすがればマジメに証拠集めをする必要がなくなる。ただ根拠もなく、もしくは妄想に囚われて 「電磁波が~!集団ストーカーが~!創価が~!」 とわめき散らせば、「我こそは被害者なり!」 という口実を手に入れられる……と思い込んでしまうのだ。(この辺りの心理についてはそれこそ専門家がいる)

そして何より問題なのが一番最後の "活動資金" である。これについては独立させて記事を書きたいくらいなのだが、そんな時間もないので簡単にざっくりと説明する。

一口に団体と言ってもNPOだのNGOだの色々とあるが、よほどのバックボーンがあって立ち上げたのでない限り、彼らがまず直面する問題は "資金難" である。何か志があって団体を起こして協力者を集めたのだろうが、金がなければ行動も運動も出来はしない。

となると、資金繰りに必死になるがあまり、思想信条をすっ飛ばして "とんでもない所" の金を入れてしまったりするのだ。そのとんでもない所が詐欺師なのかヤクザなのかカルト宗教なのか特定国家の工作機関なのかはケースバイケースだが、たまにそれらの複合技だったりするからシャレでは済まない。

今手元にある資金で出来る範囲のことを細々とやっていればいいのに、いっちょまえにプライドや理想が高いのかそれでは満足せず、「スポンサードするよ~~」 という甘い言葉に負けて、ついうっかり筋の悪い金を受け取ってしまうのである。

するとどうなるか?

今までせこせこ集めていた金額とは比較出来ないほどの大金を元手に、浮かれて身の丈に合わない派手な行動をしてしまい、味をしめて 「もう一度……もう一度あの快感を……」 と中毒になってしまうのだ。

するとどうなるか?

そりゃもう金(快感) 欲しさにスポンサーに頭が上がらなくなる。

するとどうなるか?

当初の設立理由をどこかに忘れて、スポンサーの顔色を伺い、スポンサー様が喜んでくれる行動だけをする、意味不明・目的不明の団体と化す。

普段は 「人権!人権!」 と叫んでいながら、中共(および韓国および北朝鮮およびアメリカおよび以下略) の悪事には声を挙げず、ひたすら反日活動を続ける妙な連中などは、大抵がこうやって作られたものだと思っていい。

自分の口の悪さに唖然としなくもないが、"札束で頬を張られたショックで思想信条をド忘れしたコジキ" だと哀れんでやればいいんじゃないだろうか?



さてさて、このようなインチキな手法で無理に行動を続ける連中というのは、大体がこういうフローを辿る。

どこぞの一定層が引っ掛かるような陰謀論を振りかざす。

自分を被害者の立場に置き「一緒に戦いましょう!真実を解明しましょう!」 的な誘いをかける。

それに大義名分があるかのように勘違いした赤ん坊が集まる。

支持者が増えて託児所がごった返す。

"数の意味" を勘違いして世論の支持を受けていると思い込む。

現状のポジションに快感を感じ、それを邪魔する批判や忠告が耳に入らなくなる。

行動の内容ではなく、"行動しているという快感" を得られるかどうかだけが絶対の価値基準となる。

快感を求めるあまり行動が過激化。

忠告が耳に入らないどころか、発言者を敵と認識するようになる。

人が去り始め原理主義者の赤ん坊だけが残る。

赤ん坊揃いなだけに統制が取れず "暴力" や "不当な圧力" といった方向へ大暴走。指揮系統もへったくれもなくなり制御不能になる。

正当性も信用も何もかも失い始める。

組織としてのストレスの矛先が内へ向かう。

分裂。失墜。すべての終わり。



瀬戸ら一派は、今からでも遅くはないから、連合赤軍の歴史でも調べてみてはどうだろう?

実は上のフローは瀬戸一派のこれまでの流れを書いたんじゃないんだよ?

まあこのまま進めば、君らが次にやることは矛を内側に向けての総括・内ゲバだろうけど。(汁予言)



少し話がとっ散らかってしまったが、つまりは連中が気味悪く目をキラキラさせて口にする "行動" だの "運動" だのとやらは、今のところ 「無知な人間を騙すための目くらまし」 としてしか機能していないのだ。

よって新風および瀬戸らの "行動する保守" とかいう売り文句は、過去に腐るほど存在した運動家達の失敗例を、ただなぞっているだけという証に過ぎないのである。

しつこく繰り返すが、もしも 「違う!新風はそうじゃない!」 と言いたいのならば、ではなぜ新風は瀬戸らの暴走に対して自浄作用を見せられず、ただ我関せずで傍観しているのか?

外から見ているだけだと、新風として瀬戸らの言動を支持しているのだと受け取るしかないではないか?

何故ならすでに瀬戸の根拠が高裁の判決で全否定されるという形で社会が答えを出しているにもかかわらず、押し黙っているだけなのだから。

卑しくも副代表の肩書きを背負って活動している人間が、その主張や行動の根拠としていた点を判決で全否定されるという危機的状況下にあるというのに、新風およびその支持者は何もなかったかのように無視するか、良くても 「瀬戸と新風は別物です」 の一点張りをするだけでしかない。

だが 「瀬戸と新風は別」 という台詞が出て来るということは、少なくとも新風支持者であっても瀬戸の言動は間違っていると理解出来ている人間がいるということだ。

だったらまずは新風内部で 「瀬戸が副代表として相応しいか否か?」 を話し合い、その結果を世間にアナウンスすることこそが、維新政党新風が今やるべきことではないだろうか?

判決によって瀬戸が散々わめき散らし、また無実の一般市民に危害を加えた根拠が崩れた今となっては、それこそが "世間にも通用する筋道" というものである。

それに身内のミスを認めて、社会に対して "ケジメ" をつけるというのも、"行動" の内に含まれていて当然であろう。

それが出来ない、身内を責めることなど出来るわけがないなどと言うならば、新風やそれに関わる連中は、二度と隠蔽体質の企業や政党などに対してツベコベ文句を言うべきではない。お前らにその資格はない。

行動や運動というのは、世間を変えて行くという目的あってのことなのだから、まずは世間のルールやモラルに則って活動し、その後に国を変えるだ何だと主張すべきではないか?

過去の失敗例に挙げられる運動家や団体は、それが出来ないからどんどんと原理主義化し、自分達の言動を省みることが出来なくなり、「自分は正義」 という根拠のない思い込みにすがる狂信者と化し、民衆の支持をなくして自滅していったのだ。

今のところ維新政党新風もこれと全く同じ流れの中にある。

私の身近な人間にも新風支持者が多いので心苦しい面はあるのだが、「内側では違うんです」 などという甘ったれた台詞は聞きたくない。(本当に新風内部の人間からそういうメールが来た)

「新風内部では全員が瀬戸を認めているわけじゃない!」 というのであれば、とっとと選挙でも何でもすべきだ。そして新風として瀬戸弘幸が副代表というポジションに相応しいかどうか結論を出せ。そしてその結果を世間様に公表しろ。

それが出来ない限り、維新政党新風の総意として瀬戸らの言動を100%支持していると看做す。外部の人間からすればそう判断する以外にない。

よって、私は維新政党新風は瀬戸弘幸と同じくエセ愛国者集団であると断言する。


本当に国を変えたいのであれば "やってて気持ちいい行動" だけ繰り返して何かした気になるんじゃない。

"行動する保守" ならまだしも、"暴走する保守" など何もしないでいてくれるほうが日本のためだ。



瀬戸のような人物に副代表の肩書きを与え、根拠なく無実の一般市民に危害を加えた維新政党新風に対し、強く反省と "行動" を求めるものである。



~~続く?



■以下統失患者になりたくない皆さんのためのソース集
※東村山問題に興味のある方は流し読みでいいから目を通すと吉。むしろ話があっちこっちにとっ散らかってて、読んでおかないと状況が理解できません。

・朝木市議万引き事件・転落死事件 まとめWiki
P2C氏が涙目になりながらまとめて下さってるwiki


・創価陰謀説派(朝木明代他殺説)
せと弘幸
西村修平(主権回復を目指す会)
黒田大輔
※新風連ヲチスレ テンプレまとめ
東村山市民新聞
矢野穂積wiki


・陰謀説否定派(朝木明代自殺説)
宇留嶋氏ブログ
議席譲渡事件の当時から矢野穂積らを追い続けているジャーナリスト。矢野穂積らが何をして来たかについては、この人が日本で一番詳しい。

<以下矢野穂積が「創価との戦い」と称して行った裁判について>
朝木明代が万引きしたブティック店主と矢野穂積らの裁判(ブティック店主の無実が証明され矢野側完全敗訴)
矢野穂積がたまたま見かけた少年を「私はアイツに暴行された!創価工作員だ!」と因縁をつけて訴えた裁判(当然事実無根なので完全敗訴)
※ちなみにこの少年は全くの無実だというのに、5年間も矢野穂積に追い回され、裁判に付き合わされるハメになった。

松沢呉一氏ブログ
豊富なキャリアと知識から多角的に矢野穂積らの問題点を指摘している。

三羽の雀氏ブログ
情報処理能力が高いのか、矢野穂積の膨大な裁判量とその判決文を的確に引っ張り出してくる人。

薄井政美市議のブログ

矢野穂積や朝木直子に散々いやがらせを受けている東村山市議。
・矢野穂積を訴えた裁判の準備書面と、矢野側の書面

佐藤まさたか市議のブログ
薄井市議と同様に矢野穂積に散々嫌がらせをされ続けて来た東村山市議。現在矢野穂積を訴えた訴状なども公開中。


【当ブログの東村山問題過去ログ】
東村山問題リンク集
初心者用まとめ
主要裁判の経緯・論点・判決結果
主要判決文とその論点と各裁判所の判断 その1
主要判決文とその論点と各裁判所の判断 その2
※協力者が時系列ごとに個別URLを作ってくださいました(外部ブログ)


■注目ブログ
・或る浪人の手記
・ミハルちっく
・凪論
・Mauii.jp
・孫と東村山Rhapsody
・橋本玉泉氏
・柳原滋雄氏
・瀬戸先生!グーの根も出ません!
・ワールドワイドウェブ的左顧右眄
・Autocrat Watcher
・めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ
日護会(笑)